日々雑多(2003.10月)
今日は休みだったので快晴とふたり、大好きな電車に乗って王寺の線路沿いにある機関車の置いてある公園に遊びに行った。最近きしゃぽっぽにハマってる快晴だったので大喜びするかと思いきや、小さい快晴から見ればそびえたつようなまっくろい巨体に恐れおののいたようで、触ろうともしなかった。でもこれが目的で私が連れて来たのだというのはわかっているらしく、がっかりさせたくないのか、「きしゃぽっぽだね!」と言ってひきつり笑いを浮かべながっらあとずさりしていく。「あっはっは!こわいん?」というと「・・・・こわい」といってひしと抱きついて来た。そのあと、汽車には目もくれず、そこにあった遊具で遊びだした。
ちょうど天気も良かったので快晴ぐらいの子をつれたお母さんやおばあちゃんが遊びに来た。そこで若いおばあちゃんと来ていた男の子と快晴は意気投合し、2時間ほど、はしゃぎまわっていた。側を電車が通っては二人してきゃあきゃあ声をあげて手をたたき、何をするというのでもなく、一人がなにかをするともう一人が真似て同じようにする。快晴とおなじくらいの子供なのだが、おしゃべり好きの快晴がべらべらとなにか喋ってもなんのことなのかイマイチ理解できないらしく、反応がない。そこで、快晴は言葉をしゃべらないで「びぃびぃ!」とかいう擬音を叫んでそこらへんの遊具をたたきはじめた。それから二人のすさまじく熱いセッションがはじまったのであった。「びぃびぃ!」「びぃびぃ!」「びびびーー!」「びびびびびー!!」とかいう具合に。言葉が通じないと思うと、なんの意味もないような擬音で二人は会話をはじめたのであった。そしてなにがおかしいのかさっぱりだがなにかが通じたのか二人してげらげらと声を上げて笑い、また叩きながら叫んでいる。そのセッションはずいぶん長い事続いた。
連れて来てたおばあちゃんがぼそっと「子供はいいわよねえすぐに仲良くなれるもの。大人同士やとなんか気を使ってばっかりでねー大変やしねー」心の底から出た言葉のようだった。ほんとに、子供はコミュニケーションのプロフェッショナルなのだなと知らされた一日。
今日は姫路の小学校で観賞会の仕事だったので、郡山朝5:30の電車に乗り、2時間電車にゆられ、そして30分車にゆられ、して行って来た。まぁ行きは文句無しに座れて、熟睡かまして行って来たのだが、帰りは眠気もないしのんびりぽかぽか昼下がりの陽気のなかをいろいろと考えごとしながら帰って来た。
ふと窓の外を見ると、河川工事の光景が、というかパワーショベルに目がいった。工事車両や電車の大大大好きな快晴のおかげで、ぱっと目に入るものが無意識にかわってるんだなぁ〜などと思いよくみると先がショベルじゃなくて、なんかオモシのようなもので、河川の側をぺたぺたと固めている。そういえば、パワーショベルの先っぽはとりかえが可能ならしく、それをレールの上に置き忘れたせいで電車がおくれたとかいう事件もあったなぁ。しかし、あんなもの見たのははじめてだった。そうか、こういうふうに川を固めているんだな、と勉強になった。快晴のおかげだ。
しかし、河川をやたらと工事しているのを目にするけれど、あれはほんとうに必要なのだろうか??けっきょくコンクリで固めると森の浄化作用が働かなくて川が汚れるのだとか・・・。ダムにせよ、大自然の山のなかであのコンクリ光景をみるとなんとなく悲しい。川を加工したら、川は永遠に人間の手を借りてしか、生かされなくなってしまうんじゃないだろうか。いちどコンクリート固めをした川を完全に自然の形にもどすことは、もう人間の手ではできないのだろうか。
先日、ふらっと本屋を通りがかって目についたのは「まれに見るバカ女」とかいう本。女性政治家やら作家やらタレントやらのことをそれこそバカ呼ばわりしてぼろくそに書いているらしき本であった。内容はあまりちゃんと読んでないのでなんともいえないけどしかし、この題名なんとかならんのか・・・。同時に「まれに見るバカ男」という本を並べて出してたらそんなにも嫌悪感なかったかもしれないけどなぁ。ま、どっちにしろあんまり興味はないのだが。
最近、はなれちゃってるけど趣味のビーズ細工。ビーズアクセサリーもだんだんブームも下火になってきたらしく、一時期マシンガンのように出版されまくってたビーズ手芸などの新刊も減ってるようだ。
ブームの流れじゃ、高い素材をつかって高給そうでおしゃれで、どこかに売ってそうなのを自分で作れるっていうのがウリのようだったが、まったく私はそれがものすごく気に入らなかった。手作りの醍醐味っていかにも自分で作りましたっていう味があるからいいんじゃないだろうかな。売ってそうなモン作ったってなんにも珍しくないし面白くもないじゃない?
私が引かれるのはアフリカやバリなどの民芸品に見られるようなこまかーいビーズを単純に長時間編み続けてやっとできた、っていうような手のこんだそれこそ細工というにふさわしいシンプルで鮮やかなもの。いいものに出会うといったいどこのだれがこんな模様・配色考えて長い時間編んだのだろうか、と思いをはせたりしてしまう。そしてライバル心がメラメラと沸き上がってくるのである(でも時間がないんだよね・・・)。MA-NGOMAの衣装にあわせていつも使っているイヤリングもブレスレットもそういうものを意識して作った。時間をかけて作ったものほど、やはり愛着が湧くし、演奏にもその「気」が入るように思うのだ。
今や高級ガラスビーズや真珠を使ってオシャレなアクセサリーを作るのがブームだが、昔のビーズ手芸といえばあのちいさなマルショウビーズしかなくってそれで人形やらカメやらおばあちゃんが作ってくれた。シンプルなものほど、無限の可能性を秘めているのだと教えられる。
はい、すいません。今月放置状態でした。別で北海道ツアーのことをちょっとずつ書いているのですが、まだ未完成でUPできません。あー。
というわけなので、最近のことなど。
もうすぐ我が家の教室の発表会で、にわかにレッスンに緊張感が。ツアー日程で溜め込んだほかの仕事なんかにも追われてアップアップ。旦那の仕事も、快晴の子守ですすんでいないらしい・・・。なんともきついなあ。もうちょっとうまくこなせないものかな。どうしてこうも要領が悪いのかなぁ・・
最近の快晴名言。
「もういいよ!あそんであげないから!」ドキ!・・・なんや、絵本の文章か・・。
「あっ、こんなところにどんぶりがおちてるよー」・・・どんぐりやろ?
「あるところにおじーさんとおばーさんがしんでいました」・・・・!!それはダメだ!かなり良くない!早くなおさなくては!!しかし・・・ああ、笑っちゃ駄目なのに・・・ぶぶ・・。